パブリックとプライベートで学んだこと

公共建築を主に設計している建築家は住宅を設計できない

その1

私、美大を卒業後既成家具や造りつけ家具の販売をしている会社に就職し、注文家具のデザインや造りつけ家具・額縁等の収まり図を描いていました。が、その2年後には住宅設計を覚えたくて愛知県立芸術大学大学院に進学しました。

その2

私家具のデザインや設計図を描いていたので、住宅設計って難しいとは思ってなくて入学後担当教授との個人授業でも意気揚々と臨みました。

しかし、いざ授業を受けるとズタズタに打ちひしがれました。

院生の授業は教授直々の一対一のワンツーマン授業で、最初の授業で言われたのは「君の思う住みたい家をデザインしてみなさい」でした。私は内心「よーし、頑張ろうじゃないか!」と思う反面、1回目からなんの指導、先生からの住宅設計とは・・・という話もなくて拍子抜けで始まりました。

そうして1週間後の授業に.......

その3

1週間の間色々な住宅本を見てこれと思う間取りを参考に描いて意気揚々と授業に臨んだものの全く相手にされませんでした。本来であれば先生たるもの生徒に対しては「ここはこうあるべきでこのようにした方が良い」などと言ってくれるものと思うのですが、先生はそのようなことは一切言わず「もう一度描いてきなさい!」でした。それからというもの毎週毎週

「もう一度描いてきなさい!」「もう一度描いてきなさい!」と2ヶ月続きました。